【2015.11】りんごの季節は球根の仕込みどき!タルトタタン風ケーキと水栽培アレンジ

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いよいよ秋も深まってきましたね。
そろそろ恋しくなるのは、りんごのおやつ。
たっぷり濃く淹れたミルクティと一緒に楽しみたい、タルトタタン風ケーキです。

そして11月は球根の仕込みどき!
ヒヤシンスやムスカリ、水仙・・・球根たちを今仕込んでおけば、春までずっと楽しみが続きます。

水栽培は根っこが伸びてゆく様子が日々わかるので、まるでいきものを飼っているような感覚。
失敗も少ないので、お子さまと一緒に挑戦してみるのもおすすめです!

 

ほろにが甘酸っぱいりんごキャラメル煮のケーキ

ワイン煮やジャムもいいけれど、今回は、花カフェハニー@洗足カフェで毎年好評だったタルトタタン風のキャラメル煮の紹介です。味はそこまでキャラメル!という感じではなく、ほろにが甘酸っぱい味です。色も深いあめ色が秋を感じさせますね。
なお、火を通す場合は、香り、食感、また酸味がきちんとしているので、紅玉という品種が一番適していると思います。以前よりスーパーで見かけることも増えてきたように思いますので、ぜひ紅玉を使って作ってみてください。

りんごのキャラメル煮

(作りやすい分量)

りんご 1個
砂糖 40g
水 大さじ1

りんごは皮をむいて好みの形に切ります。今回は、ケーキに使う&重ねて並べたいのでくし形に。
カットしてすぐキャラメルで煮るので、特にレモン水につけたりなどはしていません。

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手鍋やフライパンに砂糖と水を入れて火にかけてキャラメルを作ります。砂糖を一生懸命混ぜると結晶化してうまくキャラメルにならないことがあるので、フライパンをやさしく傾けて時折混ぜます。

ふつふつしてだんだん色づき始めます。色がつくとあっという間に濃くなりますので、お好みのタイミングでりんごを一度にすべて入れてください。

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入れたらへらで混ぜてリンゴにまんべんなくキャラメルがかかるようにし、弱めの中火でリンゴに火を通します。最初、リンゴから水分が出てきますがだんだん水分が飛んでリンゴも透明になってきます。汁けがほとんどなくなるまで煮たらできあがり。バットなどに入れて冷ましておいてください。

苦めのキャラメルが好きなので、ちょっと濃いめの色合いです。

 

型の底に敷いて焼くことでタルトタタン風に

冷ましている間にバターケーキの生地を作ります。ベーシックなカトルカールの配合に、風味づけとしてシナモンを数振りほどしました。

型にはグラシン紙をひいて、型の底にりんごを並べます。これでひっくり返した時にリンゴが一番上になります。

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並べ終わったら、今回は生地→りんごと重ねていれてオーブンで焼き上げました。なお、リンゴが柔らかいので型を外すのは完全にさめてからのほうがやりやすいです。それまでじっと我慢。

rIMGP0001型底に並べるときに、なるべく大きさ形のそろったものを等間隔で並べるとひっくり返した時きれいに並びます。もし、紙にひっついていてもそっとはがしてあげれば大丈夫。

rSXHH5600断面。食べると口にリンゴの風味が広がります。

もちろんマフィンに入れてもいいですし、バニラアイスに添えたりパンに乗せても美味しいですよ。

 

あまっちゃうりんごの活用レシピ

さて、りんごを買ったはいいものの、食べきれなかった…などという経験、あるのではないでしょうか。
寒くなるこの時期、りんごを使ったワインドリンクはいかがでしょう。材料を切って漬けておくだけ、簡単です!

<材料の参考>
赤ワイン(渋みの少ないものが向いていると思います)150㏄程度
りんご くし切りにしたもの1/8個
シナモンスティック 1/2本
クローブ 1個
はちみつ 小さじ2

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ホットワインにしてよし、冷たいままでも美味しいですよ。材料は目安なので、お好みで足したり引いたりしてくださいね。

 

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お花も飾れる!水栽培のセッティング

球根の水栽培、花が咲くのはだいたい年明け2月頃から。
それまでお花がないのはちょっと寂しいな、と思う方のために、水栽培をしながらお花も飾れるアイデアを考えてみました。

水栽培に使う容器は?

水栽培、専用の容器も販売されていますが、ご自宅の花瓶やコップでもできるのです!
まずは球根のおしり(底面)が水につけばok。
砂利や石を入れたり、ビー玉を入れたり、ワイヤーを丸めたものを入れたりして、
「球根が固定され、底面が水に付く状態」をつくりましょう。

今は小さな球根ですが、これからぐんぐん伸びて重くなるものもあります。
容器がひっくり返らないように、しっかり重たいもの、もしくは大きめのものを選びましょう。

今回は、浅い円柱状の容器(これはペットショップの水の生き物売り場で見つけました!)と、円柱状のグラスを使いました。

飾り石と試験管をセットしましょう

お花を飾るために、試験管状の容器を中にセットしています。小さな小瓶などでも良いですね。

石は庭石などに使う、白い飾り石を使いました。
プラスチックの試験官を埋め込みつつ、石を容器に入れていきます。

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これで準備完了!

お花を飾ってみましょう

容器に合わせて、葉っぱやお花を飾ります。
あまりおおげさでなく、庭から切ってきたようなものでもいいですね*

葉っぱの流れと赤い実が可愛い 「ツルコケモモ 」と、紅葉したヒペリカムの葉っぱを活けてみます。

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これだけでも、球根まわりがぱっと明るくなりますね。

スプレーバラを切り分けて、ちょっと足してみたり。

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球根のお世話は?

球根植物は、花を咲かせる力が球根の中にぎゅっとつまっています。
失敗することは少ないですが、コツが2つ。

ひとつは、きちんと寒さにあてること。
球根は寒い冬を越えて花を咲かせるようにプログラムされていますので、ずっとあたたかいところに置いておくとうまく花芽をつけないことがあります。
暖房の効かない、玄関などに置くとよいですね。

ひとつは、しっかり根が伸びるまで暗いところに置いておくこと。
根っこは元々土の中にあるものなので、暗いほうがよく伸びます。
しっかり根が伸びてから明るいところに移すと、今度はぐんぐん芽が伸びますよ。

今回は 「ムスカリ」 の球根を使いました。
水色の葡萄のようなお花を咲かせるムスカリ。
球根も小さめで、水栽培にも適しており、丈夫で失敗しにくく、初心者の方にもおすすめです*

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春までずっと楽しめる球根の水栽培。
お花と合わせて飾って、冬の暮らしの中で楽しんでくださいね*

 

 

花カフェハニー
お菓子担当とお花担当による「花+カフェ」のプロジェクト。 毎週金曜日に目黒区洗足の洗足カフェにて実店舗営業中(2014年9月末まで) お菓子ワークショップ・お花ワークショップ・出張カフェなど。 お仕事の依頼はお問合せフォームからどうぞ。