【2016・5】そろそろ梅仕事!くるくる梅ジャムサンドと梅シロップのレシピ

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さわやかな新緑の季節!
ゴールデンウィークが終わると、そろそろ梅しごとが気になりますね。

酸っぱくてさわやかな梅の香りは、梅雨から夏の暑さや疲れを吹き飛ばし、身体に染みわたります。

今月のプレートは、6月に作っておきたい梅ジャムと梅シロップのレシピ。
梅ジャムは、おもてなしにも可愛いくるんと巻いたサンドイッチにしてみました。

お花部門の主役は、今が旬のバラ。大皿一枚で食卓が華やかになる飾り方のレシピをご用意しました。
ちょっと気分を変えたいときに、ぜひお試しください。

簡単梅シロップと梅ジャムで夏を乗り切ろう

酸味のある味で、夏にぴったりのドリンクをつくれます。炭酸で割るとさらに爽やかになります。
シロップの梅でジャムも作ることができて一石ニ鳥です。

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梅シロップ

<用意するもの>
梅:砂糖 1:1 の重量で用意
シロップを入れる瓶
アルコール(消毒用・食用のもの)/キッチンペーパー/竹串/ざる/ボウル/さいばし/はかり

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梅の実は、青いもののほうが酸味が強く、黄色いもののほうがまったりした味わいになります。
黄色いほうが発酵してしまいやすいように感じるので、青いほうが作りやすいです。今回は、上記の写真の黄色い梅を使いました。

また、砂糖は、氷砂糖、キビ砂糖、黒砂糖、なんでも大丈夫ですが今回は氷砂糖を使用。
ですので、写真のシロップは、黄色い梅×氷砂糖 バージョンです。

<作るにあたって…>
保存していくものを作るときは、とにかく手は念入りにきれいに洗ってくださいね。
また、瓶やふたにアルコールを吹きかけ、乾燥させて消毒してください。(キッチンペーパーでふき取っても可。その際は、念のため手ではなく菜箸などを使ってください。)

<作り方>
1.梅は、優しく流水で洗い、乾かしてから、しぼの部分を竹串でとります。
(ざるなどで自然乾燥させる or キッチンペーパーで水けをふくなど)

2.瓶に梅の実と砂糖を交互に入れて、最後に砂糖が来るようにしてふたをして完成。
あとは、梅の実からエキスが出てくるのを待つだけです。
1週間~10日ほどで味を見てください。よければ梅の実を取り出します。
つけっぱなしは、悪くなるもとになるので、頃合いを見て取り出してください。
シロップはこれで完成です。火を入れる方法もありますが、味が変わりますのでご注意。

もし暑い日が続いたり、部屋の中がどうしても熱くなる場合は、冷蔵庫の野菜室に一時的に保管するなど保管場所を工夫してみてください。(ぶくぶくとしてアルコール臭が出てしまった場合は、梅の実とシロップを分けて取り出し、シロップを加熱します。
すでに梅をつけて1週間ほどたっていて梅のエキスが出てる味の場合はそのまま完成とし、まだ梅をつけて間もない場合は再度洗って乾かし消毒した瓶に詰めなおしてください。)

梅の実を取り出したらぜひ、ジャムにしましょう。個人的には梅シロップと並んでか、それ以上にジャムを心待ちにしています。

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梅ジャム

<材料>
シロップにした梅の実 適量
砂糖 適量
水 適量

<作り方>
梅の実は刻んで、厚手の鍋に入れ、種も入れ、実がひたひたになる程度の水を入れて、お好みの量の砂糖を入れて弱火で煮る。

砂糖の量は好みで加減してください、とはいえ、梅はかなり酸味があるのでそれなりに砂糖を入れることになるかと思います。
また、濃度は少しゆるいかなという程度でやめてください。冷めるとかたくなるため、加熱してちょうどいい状態で止めると、冷めた時かたいジャムになります。

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出来上がったジャムは、こんな風にロールサンドにしても。
梅ジャム&クリームチーズと、つな&青しその2種類。

梅ジャムサンドは、サンドイッチ用の食パンをラップの上に置き、柔らかくしたクリームチーズを塗って、その上にジャムを塗り、端からくるくると巻いていくだけ。巻き終わりを下にして、サランラップで包んで形を整えます。

ツナと青シソも、同じようにラップの上にパンを置き、マヨネーズを薄く塗ってシソの葉、ツナを載せて巻きます。

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青シソは半分にかっとしたものを4枚ならべると全面にいきわたります。
どちらも巻き終わり部分は具を載せないほうが巻きやすいです。海苔巻やロールケーキを作る要領です。

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梅にはクエン酸が含まれていて、夏の疲労回復にぴったりの食べ物です。今年は冷蔵庫に梅シロップと梅ジャムを常備させてみてはいかがでしょうか。

 

 


メイン料理に!大皿一枚で、はなやかにお花を飾ろう。


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今回の主役は「バラ」。
いまや1年中出回っているバラですが、やっぱり旬の時期には使いたいもの。
スプレーバラ〝ローラ” を使いました。

一緒に添えたのは 「ビバーナム・スノーボール」。
この時期が旬の、小さな紫陽花のような花が特徴の花木です。
可愛いのですが、少し水が下がりやすいので注意。
水が下がってしまっても、今回のように花首だけを使えば最後まで楽しめますよ。

梅レシピなので、梅の実も少し。
形が悪い実や、使えなかった剪定枝も、お花に混ぜて使えば季節感を演出してくれます。

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大皿に花を活け、その上に料理のお皿を重ねます。

このとき活躍するのが、「消しゴム」

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消しゴムを挟んで、高さを出します。
消しゴムはすべりにくいし、水にぬれても大丈夫。優秀な「足場」になってくれます。

サイコロ状にした消しゴムをいくつか用意しておくと、重ねて高さを変えたり、どんなお皿にも対応できるので便利です。

切ったお花を並べたら、料理のお皿を載せて、水を注ぎます。

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みんなで取り分けて食べるような大皿料理に花を添えると、一気に華やかさが増します。
お花は短くしてしまうので、他で飾った後の花でも、安価な束を買ってくるのでも十分。

パーティのときなどに、ぜひお試しくださいね。

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photo by 田村元一

 

【花カフェハニー】
お菓子担当・田島奈津子と お花担当・高畠美月による 「花+カフェ」 のプロジェクト。 2011~2014年まで、目黒区の洗足カフェにて週一日の実店舗を営業。 お菓子ワークショップ・お花ワークショップ・出張カフェなど。 お仕事の依頼はお問合せフォームからどうぞ。
【個人活動はこちら】
菓子工房 ichie http://kobo-ichie.com/
プランツジュエリー microm http://microm.jp/