【2016.10】秋のお月見に!あったか白玉とススキのテーブルアレンジ
十五夜。十三夜。
暑さもやわらぎ、夜が長くなってくると月を見あげることが多くなります。
満月に限らずとも、秋は月が綺麗な季節です。
熱いお茶を淹れて、甘いものを用意して。たまにはゆっくり、お月見を楽しみませんか。
今月のレシピは、秋の夜長に楽しむ白玉のおやつ。
お花は、お月見ムードを盛り上げるススキとマムのアレンジです。
こっくり秋色。三色白玉のレシピ
~材料(約2センチの大きさ10個程度分)~
黄色い白玉…火を通したかぼちゃ皮をむいてつぶしたもの20g、白玉粉20g、水15㏄強
緑の白玉…抹茶1g、白玉粉30g、水25㏄強
白い白玉…白玉粉30g、水25㏄
そのほか…粒あん、白あん、蒸したさつまいも、栗の渋川煮、干しアンズなど
~作り方~
1.それぞれの材料をボウルに入れ、水は加減しながら入れて耳たぶ程度の硬さになるようによくこねる。(白玉粉の種類によって水加減が異なるので、最初は7割程度入れて様子を見て、徐々に足してください。)
2.それぞれ丸めて中心を少しくぼませて、沸騰したお湯でゆでる。浮き上がってから1~2分程度余ってから引き上げ、冷水にとり一度しめる。
3.食べる前にお湯に1~2分ほど白玉を入れて温めて器に盛り、同じく温めた餡やサツマイモ、栗などを飾る。
・白玉は1個5g程度の量を丸めた場合の個数で換算しています。
・かぼちゃの白玉は、かぼちゃが入るためもちもち感は少し減りますが、かぼちゃが苦手な方でも、風味も穏やかでもそもそしないため、比較的食べやすいですよ。
秋のひと時に、温かいおやつをどうぞ。(もちろん冷たくても美味しいですよ。)
お月見にはススキ!短くアレンジするコツ
お月見といえばススキ。でも背が高いし、ちょっと活けにくいイメージがありませんか?
今回は、食卓にも飾れるよう、丈を短くアレンジしてみました。
丸いお花がお月様のよう。主役はピンポンマムです。
ススキと、色づき始めた野ばらの枝を用意しました。
ススキは数本たばねて輪ゴムで留めます。穂の始まり部分をそろえるのがポイント。
器の高さに合わせてカットしておきます。穂が広がり始める部分を器のふちに合わせるくらい。
やや短めかな?と思うくらいの方が、しっかり留まりますよ。
マムを器に活けます。
花が器のふちに引っ掛かるくらい、低めにこんもりと。
器によっては、中に剣山を入れてもよいと思います。
上から見たところ。
後ろにススキを立てるスペースを作ってあります。
空けておいたスペースに、ススキを束のままぎゅっと差し込みます。
ふんわり広がって、花も留まります。
最後に、野ばらの枝をあしらいます。動きのおもしろい枝を使うと風情があっていい感じ。
野ばらの枝は「タメ(枝ものに力を加えて曲げること)」がききますので、ゆっくり力を加えて動きを出してみましょう。
秋には河原や原っぱでススキを見かけることも多くなります。
(またはススキにとてもよく似た「オギ」であることも)
ちょっと摘んできて買ってきたお花に添えるだけで、秋らしいアレンジができますよ。
月の綺麗な秋のうちに、ぜひ楽しんでみてください。