クリスマスリースレッスン*素材の話
花カフェハニーの高畠です*
今年もクリスマスリースレッスンは無事に終了しました!
ご参加くださったみなさま、ありがとうございました。
使った素材たち
去年はホワイト×シルバーっぽい植物をあつめましたが、今年は王道のモミを使ってグリーン×ブラウン×赤を意識しました。
使った素材はこちら。
ネズノキはネズノキじゃない?その正体は?
この中でも、レッスンでは初めて使った「ネズノキ」について少し。
とにかく香りが強く、この独特の香りが苦手な方もいるのですが……
ひと枝入るだけで大人っぽい雰囲気になります。
花の市場では「ネズ」と書かれて売られていますが、「ネズ」で検索すると、どうも違う植物が出てきます。
●ネズ
ヒノキ科ビャクシン属
学名:Juniperus rigida
アロマをやる方は「ジュニパー」、お酒好きな方は「ジンの香りづけをする実」というと思い当たるかもしれません。
人の香りづけをするのはジュニパーベリー、主に「セイヨウネズ」の実です。
いろいろ調べていくと、ネズの仲間にはたくさんの種類があるようで、今回花材として使った「ネズ」も、「ネズ」の仲間ではあるものの、日本のネズではないようです。
クリスマスの時期に花市場にならぶ「ネズ」はオレゴン州からの輸入ものが多く、市場関係のサイトで「オレゴンの荒野に生えている」という記述を見つけました。
そこでアメリカでの分布を調べていくと、どうやらコレではないか?というのを見つけました。
ウエスタンジュニパー ”western juniper” 、ロッキー山脈の周辺に分布しているジュニパーの一種。
http://oregonstate.edu/trees/conifer_genera/spp/juniper_spp.html
はたして正解かどうかわかりませんが、ちょっとスッキリ。
それにしてもたくさんの種類があるのだなあ。
オレゴンの荒野にこれがワサワサと生えていることが目に浮かび、ちょっとした旅行気分を味わえました。
今頃は少しずつドライになり、風合いも変わってきている頃でしょうか。
素朴で冬らしいリースに仕上がったので、クリスマスを過ぎても飾っていただけると思います。
香りとともに、冬のリースを楽しんでくださいね。