2015-2016 「里山のしめ縄飾り」 販売終了しました
4年目のお正月飾りは 「里山のしめ縄飾り」。
こんにちは。花カフェハニー花担当・高畠美月です。
今年もお正月飾りをたくさん作らせていただきました。お手にとってくださった皆様、ありがとうございます。
さて、今年は新企画も。
洗足カフェ時代、美味しいお米を提供してくださっていた 「ほんまる農園」 さんとコラボしたお飾りを企画しました。
ほんまる農園代表の本間さんは、洗足カフェを運営していたNPO南房総リパブリックの里山学校の先生としても活躍中。本間さんが里山を歩いて撮った美しい植物写真は、図鑑でも見ることができます。
里山のいきものや自然にものすごーく詳しい大先輩です。(実は本当に大学の先輩なのでした 笑)
今年は本間さんとタッグを組み、稲わらから飾り付けの素材まで南房総の素材を使った 「里山のしめ縄飾り」 を企画&販売しました。
店舗販売がないにも関わらずたくさんのご注文をいただき、予定販売数を無事完売しました!
感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
今回は、お飾りに使った素材たちをご紹介します。
一点一点飾りつけは変えたので、すべての商品にすべての素材が入っているわけではないですが
ぜひ名前を知っていただき、その風情を楽しんでいただければと思います。
土台の稲わらも、お飾り用!
お飾り用に用意してもらった、たっぷりお米がついた状態の稲わら。
コンバインなども通さず、手刈りして天日干しをしたものです!
束をわけて、ひとつひとつ綯ってゆきます。ここまでがひと仕事。
飾りつけに使った素材たち。
どさり、最初に素材が揃ったときの写真です。
絡みついたいらないつるや枯れ葉を落として使えるところだけ集めた状態。
寒い時期なので、虫などもほとんどいませんでした。
カラスウリ。
熟したものはあざやかな朱色。未熟なものは「うりぼう」のようなシマシマが可愛い!
松かさ(松ぼっくり)。
こちらも南房総から採集したものです。
ツルウメモドキ。
黄色と赤のコントラストがおめでたい雰囲気にぴったりでした。
今年は特に豊作だったそうです。山の様相は毎年変わるのですね。
ヤマノイモ。
種が落ちたあとのカラですが、つやつやと光沢があり、いい味を出した名脇役でした。
サオトメカズラ。
つやつやの粒がいいアクセント。これは東京でもよく駐車場のフェンスなどにからまっています。
「ヘクソカズラ」という可哀想な名前もありますが、ここはサオトメで!
ハンノキ。
小さな松ぼっくりのような実がつく木。けっこう高木です。
トベラ。
黄色い果実がぱっくり割れて、中には赤い実が。カラだけで使っても面白いかもしれません。
タンキリマメ。
小さな豆のさやからつやっとした黒い実がのぞいています。つるの動きも魅力的。
ウツギ。
つぶつぶとした実が並んでいます。色は地味ながら、ぴりっとした存在感がありました。
サルトリイバラ。
赤い実はやっぱりこれ。枯れ葉や絡まったつるを整理して、つやつやと美しい実だけを使っています。
収穫と実りに感謝するお正月飾り。
あらためて、実りに感謝する気持ち、来年の無事の収穫や幸せを祈る気持ちを感じることができました。
きっと昔の人たちも、そうだったのだろうなあ。
来年も、この果実たちのように、たっぷりの実りのある年になりますように。
よいお年をお迎えくださいませ*