【2014.11】タルトタタンと紅葉キイチゴ&姫りんごのアレンジ
11月のおもてなしプレート。テーマは「りんご」です。
お菓子は、タルトタタン。
アップルパイを作ろうとして失敗したところから転じてできた、といわれているフランスのお菓子です。
キャラメルのほろにがさ、りんごの甘酸っぱさがとにかくおいしいお菓子だなあと思って、それが際立つように、そして濃いあめ色に作りたいなといつも思っています。(本場で食べたり習ったわけではないので、私の個人的に思うタルトタタンです。作り方も自己流です。)
使うリンゴは紅玉。酸味が強く、火を通しても崩れにくく、とろっとして、りんごの香りもちゃんとあるなと感じていて、好きです。
キャラメルを作ったフライパンに櫛切りにした紅玉を入れて、キャラメル煮にします。水分が飛んだら、バットで粗熱をとり、バターとカソナード(赤砂糖)をしきつめた型につめていきます。
カソナード(赤砂糖)は、精製前の砂糖の一種です。グラニュー糖を使うよりこちらのほうが風味が好きなので使ってます。
型にリンゴを詰めたらオーブンに入れて、じっくり40分ほど火を通します。
焼きあがったら、別に作っていたパイ生地の上に乗せて出来上がり。パイ生地がさくっとしているほうがおいしいなと思うので、後載せ方式です。
温かくても、冷たくても、生クリームを添えても美味しいです。
また、今回はおもてなし用に、シナモンパウダーでのデコレーションをしました。
手持ちのフォークやナイフをお皿に乗せます。左側は、粉が飛ばないようにペーパーをかけております。適度な大きさのものがなければ、厚紙でも簡単に作れますよ。(今回、ナイフがなかったので自作しました。)その上からシナモンパウダーを茶こしでふりふり。
いつもの白いお皿も少し、変化を付けられるかな、と思います。また、シナモンがあることでタルトタタンの味のアクセントにもなりますよ。
お花は10月~11月に出回ることの多い「姫りんご」を主役に使いました。
枝付きのものは実はやや小ぶりですが、ひと枝でたくさんの実がとれます。
今回はガラスのサラダボウルを2重に使うアレンジ。
大きいサラダボウルの中に小さいサラダボウルをセット。間にりんごの実をつめていきます。
中に入れた小さいボウルに水を入れ、お花を活けます。
今回は紅葉が美しいキイチゴと、秋色紫陽花、深い赤色のカーネーションを選びました。
うつわのりんごが主役なので、お花は色味を足す程度。
ガラスのボウルを重ねるアレンジはけっこう応用範囲が広く、
アイデア次第でいろんなものを入れられます。
乾燥の豆類、野菜、色のきれいな乾パスタ、貝殻や砂、ビー玉・・・などなど。
透明度の高い、模様の入っていないガラスボウルは、食卓アレンジに便利です。
(今回使用したのは無印良品の ガラスボウル大 でした)
りんごとキイチゴの枝があまったので、こんなアレンジも。
長期間でなければ、水の中にりんごを入れてもきれいです。
(りんごは浮いてくるので、りんごをガラスにセットしたあと、静かに水を注ぎました)
キャラメル色のタルトタタンと、秋のこっくりした紅葉・赤い実はよく似合いますね。
ちいさなコップに入れるだけでも、素敵なおやつのお供になりそうです。
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