【2016.8】花咲くひんやりゼリーと、夏のおすすめグリーン・ヒューケラアレンジ
暑い暑い夏が続きますね。
ちょっと食欲がなくなる夏でも、つるんと食べられるつめたいゼリー。
今月は、果物を使ったカラフルで楽しいゼリーのアイデアをご紹介します。
お花部門はキリリと渋い脇役 「ヒューケラ」 の葉っぱに注目。
育てやすく寄せ植えにもよく使われますが、切って使っても超優秀なのです。
暑い夏だからこそ、少ない花も引き立ててくれるカラーリーフがありがたいもの。
育てている鉢植えからちょっと葉っぱを切って飾るのに、オススメの一鉢ですよ。
キウイを薄く切って形づくるフラワーゼリー。
ひんやりさっぱり、夏に食べたくなるゼリーを少しかわいらしくと思い、キウイでお花を作りゼリーで閉じ込めました。イメージは水中花。グリーンキウイの酸味がゼリーとも合いますよ。
ゼリー液について
今回使うのがキウイのため、ゼラチンでは固まらなくなること、透明度があり、またふるふるとした
出来上がりにしたくて、アガーを使いました。(ゼラチンでもキウイは火を通せば使えます。)
<分量 作りやすい量>
アガー 3g
砂糖 15g
水 100㏄
缶詰などのシロップ 15㏄
<作り方>
1.アガーと砂糖を乾いたボウルに入れ、泡だて器などでよく混ぜる。
2.水を鍋で沸騰させ、1を加えてよく煮溶かす。溶けたらシロップを加え混ぜる。
3.キウイを入れた入れ物に少し注ぎお花を固定させる。常温で固まっていくので、少し待って器をゆすって、固まってお花が動かないことを確認して残りを注ぐ。
器の大きさによって必要量がことなるので、お手持ちのもののサイズに合わせて量は調節してください。
また、型から取り出すこともできます。
キウイのお花の作り方
グリーンキウイの大き目のものを1個で直径4センチほどのお花2つほど作ることができます。
柔らかいものより少し固めのほうが作りやすいです。
キウイは皮をむいて、縦半分にし、さらになるべく薄く切ります。
小さいものから大きいものを使っていくようにします。端っこは短くてうまく丸められない場合があります。あと、あまり厚みがあると丸まりにくいです。
芯になるキウイを丸めておき、端を包むように次のキウイを丸く整えながらおきます。
同じように、前に置いたキウイの端を包むように次のスライスを置いていきます。互い違いのイメージ。
バランスを見ながら、一枚づつ足して、花びらを作っていきます。一番外側は一番高さのあるスライスにして終了。特に何かで留めたりはしていません。
もしスライスが余る場合は、このように底にキウイを敷いても。
作成したお花は、薄いフライ返しなどでそっと器にうつします。(フライ返しで持ち上げて、器にスライドさせるように落とす感じです。)その後に形を整えてあげてください。
ここに、ゼリー液を花びらを固定する用に注ぎます。一気にいれたり強くそそぐとせっかくの花びらが崩れるので、そっと入れてください。上述しましたが、常温で固まるので、少し待ってから器を振ってお花が動かなければ残りを注いで大丈夫です。
冷蔵庫で冷たく冷やして、お召し上がりください!
~おまけ~
また、今回のゼリー液でこんな風に果物をいれたゼリーもできます。型は、500mlのジュースパックです。果物を入れすぎてちょっぴり崩れ気味ですが・・・いろいろ試していただけたらと思います。
つるんとゼリーで涼やかなひと時をどうぞ。
ひと鉢持っていると便利!ヒューケラの魅力。
寄せ植えやガーデニングでおなじみのカラーリーフといえば、「ヒューケラ」。
ちょっとおしゃれな鉢植えや花壇で、、見かけたこともあるのではないでしょうか。
ヒューケラの魅力は多種多様な葉色の品種。
赤っぽい銅葉や、黒っぽいシックなものから、ライムグリーンなど鮮やかなものまで。
宿根草で育てやすく、日陰の庭などで活躍します。
今回はこのヒューケラを、切り葉として使います!
最近ではお花屋さんにもきちんと切り葉として出回っているのですが、
鉢植えひとつ育てておけば、いつでも摘みたてが使えて便利!
カジュアルにお花を楽しみたい人にとって、
「買ってきたお花に、育てているグリーンを切って添えて飾る」 スタイルはとってもおすすめですよ。
今回用意したお花は、「ウイキョウ」(左)と 「ヒメヒマワリ」(右)。
どちらも夏~秋にしか出回らない、旬のお花です。
写真にはないですが、渋いミルクティ色のスプレーカーネーションも少し使いました。
あとはベランダから、ヒューケラの葉っぱを数枚。
ライムグリーンの品種と、銅葉色の品種2種を数枚ずつ収穫しました!
短く切って、立方体型のガラス器に。
合わせるおやつがゼリーなので、「四角い」「透明な」器を選びました。
ヒューケラの葉っぱは、こんなふうにお皿に敷いても素敵。
アイビーより少し大きく、食卓に使いやすい大きさの葉っぱが優秀です。
ヒューケラは1色でもいいけれど、2色混ぜるとコントラストが綺麗ですね。
ヒューケラは、北アメリカ原産・ユキノシタ科の宿根草。
育てるのも簡単、手がかからなくてありがたいグリーンです。
苗を買ってきたらひとまわり大きめの鉢に植え替え、ベランダなど屋外で育てましょう。
水は土が乾いたらたっぷりと。夏は直射日光がばんばん当たる場所より、やや日陰の方が調子が良さそうです。
寒さには強く、冬に葉が枯れても、春には元気に新芽を出します。
花もちのよくない夏だからこそ、グリーンの良さが引き立ちます。
鉢植えのグリーンも、「切って飾る」という発想で選んでみると、もっと生活に取り入れられて楽しいですよ。
(photo by 田村元一)